【書籍】脳卒中の後遺症がある中での生活について

からだづくり

はじめに

あなたは、脳卒中という言葉は、聞いたことはありますか?

日本人の亡くなる理由の第3位の病気です。

この本について、対策というより、なった後の生活の仕方について書かれた本が、こちらです。

どんな人向けに書かれている?

タイトルのままですが

身近な人で脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)で倒れた方がいる方に向けた本です。

著者も

妻の発症直後に自分が
「どうしていいか分からなくて困ったこと」

「知らなくて損したこと」

「こうすればよかったと後悔していること」

を一冊の本にまとめて公開することは、同じ悩みを持つ人の役に立つと思った

と書かれています。

こうやってまとめることは本当に大変だったと思いますが、すごいですよね。

脳卒中の本当の恐ろしさ

突然死はもちろんですが、後遺症として重度の麻痺や機能低下が長い期間続く可能性が高い点にこそあります。

と書かれています。これは本当にその通りで、治療・退院後も続く生活の課題が非常に多いのです。

データとしても、亡くなる理由の第3位でもありますが、

介護が必要になる理由の第2位(2016年時点)でもあります。
(以前は、脳卒中が1位でした)

また、

普通の生活をしてきた人にとっては、気が遠くなるほどの分からないことや知らないことだらけ

なことを、奥様の発症後に非常に丁寧に調べ・分かったことがまとめられています。

どんなことが書いてある?

例えば、

リハビリテーション病院の選び方

杖・装具の選び方

治療・入院費に使える社会保障・保険

介護保険について

身体障がい者手帳について

という転院・退院に向けての動きや

知らないと損をする「障害年金」について

ケアマネージャー・ヘルパーとの関わり方

運転免許の更新について

という、自宅に帰ってからのポイントについても書かれています。

さらに、

発症前と比較しない

がんばりすぎない勇気をもつ

気持ちを共有して励まし合える仲間を持つ

など、実際の経験者でないと書けないメンタルケアのコツも書かれています。

制度については改定による変更もあるかと思いますが、

患者・家族目線での

脳卒中後の過ごし方のガイドライン

といえる本だと感じました。

 

療法士にも勧めたい点

ちょっと視点が変わりますが、脳卒中後のリハビリとして関わっている理学療法士・作業療法士・言語聴覚士にもおススメできると感じました。

この本は、治療について書かれた本ではありませんが、

生活をよりよくするという本来のリハビリテーションの視点からすると

家族からも相談される可能性のある制度・お金に関する情報や

活動・参加を拡げるためのヒント

介護に悩むご家族のメンタルケアについても書かれているように感じました。

旅行に行く際の注意点として、実際に著者がどんな点を気を付け、どんな制度を活用しているか

「確かに、リハ中に相談されても有耶無耶にしてしまうことある…」

という方は、よくまとまっている本ですのでおススメです。

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