【書籍】発達障害の予防と改善

書籍

はじめに【著者(本文中)より】

私は「自分の子どもが発達障害ではないか?」と心配になっている保護者の方々に正しい情報をお伝えするため、また、発達障害とはどこが問題なのかということを知って頂きたいという考えから、この本を書くことにしました。
そして、発達障害に関する、改善方法を含めた具体的な話をしようと思っています。

 

澤口俊之さん、あなたはご存知ですか?

某バラエティ番組でいいキャラしてる方ですね^^

今の仕事で発達障害についてもっと学ぶ必要があり、探していたら出会いました。

TVの様子は知ってましたが、本ではどんな感じなんだろう?と思った好奇心もあったり(笑

書籍は、↓です。

 

なお、

発達障害に関しては、論文数がとても多く、研究者の中でも様々な議論があり、何が正しいのかというコモンセンス(共通認識)は、はっきり言ってありません。

とも書かれています。

澤口さん自身は、かなりこれが真実!とも受け取れる書き方をされていますが、現状は上の通り。

だから、親御さんも、先生も、本人も悩むのですが。

そんな中で、相談にこられた方200名以上の診断を受けた子たちを改善させた方法とポイントとして書かれています。

本文中で、素敵だな~と思った部分として、

それぞれのお子さんの改善目標は「健常児と同じになること」ではありません。
それぞれのお子さんの個性に合わせて、その能力を生かす方向で脳の機能を学校や社会に適応できるまで高めていく、ということです。

とのこと。親としては、普通であってほしいと願いますが、とてもいい目標ですよね。

では、どんなことが書かれている?

 

「発達障害」といわれる状態の「本質」とその改善策について

澤口さんの研究分野だからでしょうが、全てのキーワードは、ワーキングメモリーとして書かれています。

「うちの子、発達障害?」受自宅でできる年齢別チェックリスト

「発達」ですので、年齢別でこれができていないということは、脳の発達が進んでない?と気にかけるポイントを教えてくれています。これは、参考になる!と感じたので、表を鋭意製作中です。

気をつけたい12のこと

発達障害は「遺伝的なリスク」と「環境的なリスク」の組み合わせで症状が出てくるかが決まる。この、「環境」には育て方(食事・遊び・大人のふるまい)も含まれます。

その中で、気をつけたい12のこととして、

母子のスキンシップをとにかく密に・デジタル機器を避けるなど結構具体的なことが書かれています。

月齢別、おススメの関わり方

これが、意外っちゃ意外なのですが、特別な道具も、コストもかかりません。

むしろ余計なことするなという感じ^^;

読んで、気になったこと

・他の書籍でとても重要視されている、脳に深刻なダメージを与える農薬・殺虫剤などの化学物質については詳細がありませんでした。(現実的に避けがたい部分として、あえて載せてないのかもしれません。)

・同じく、睡眠についても、記載はありません。発達障害の子の睡眠パターンが、健常児と違うということを主張されている書籍もありました。

・8歳以降の子に対する関わりは、記載がありません。(著者は、7歳までの関わり方が大変重要と考えている)ため、それより大きいお子さんと関わる方には、おススメできません。

なるほど!と思った点

子供は、言葉を文法ごと耳で覚える

バイリンガルな環境で生活する必要がないなら、日本語(母国語)漬けが理想とのこと。英語は文法が全然違うため、脳が混乱してしまうと。
これは、落合陽一さんも「今後益々AI・自動翻訳が進む中、機械翻訳しやすい文法で日本語を話すことの大切さ」を言っており、個人的にも共感します。
日本語ですら、意思疎通難しいことあるし、日本語で伝える力を確実に。

小さい頃はスキンシップと優しい気持ちで言葉かけ

五感の中で産まれた時から持っている触覚。この感覚ありきなのは、リハビリテーションの現場でもよく言われていたこと。あらためて、脳の発達としても大変重要なんだと知れました。

動けるようになったら友達と、外で元気に遊ぶ。

発達障害というと、社会性という運動でない部分が注目されやすいですが、平衡感覚などの運動発達も不十分という部分との関連で、これも別の本でも言われていました。↓みたいな本もありますしね^^

 

ルールが分かるようになったら、ルールの中で遊び・過ごす

例えば、サッカーなら、理解できないうちは、ただ蹴るでOK。でも、ルールができたらその中で遊ぶ。社会性の基礎として大切。このルールは、
「ご飯を決められた時間で食べる。」
「ご飯を食べる前後では、挨拶(いただきます/ご馳走様)をする」
で十分な時期もあるとのこと。
確かに、目の前に食べ物があるのに、一瞬でも我慢して別のことをするというのは、人間らしい社会的な行動の土台ですよね。

絵本が読めるようになったら、子ども自身が読み語りをしたり、内容を振り返ったりする

例えば、
①「誰が出てきた?」
②「〇〇さんは、何をしていた?」
③「〇〇さんと、△△さんは、どっちが先に出てきた?」など、話を振り返ることも有効(4歳以降)とありました。特に③は、順序を聞いており、ワーキングメモリーが働いていないと、答えられないと。

※これをテストのようにして、本を読むのを嫌いにさせたら本末転倒ですって。

言葉より、数字の方が脳になじみがある

動物の進化の歴史的に、数字の方が古いみたいです。初めて知りました。もう少し学びを深めていきたいと思っています。

非日常な刺激は脳にはマイナス

ここで、TV・スマホのリスクですね。本の中では、「急に場面が変わることの非現実さ」をあげていました。確かに、パっと景色が変わるというのは、大人にしたらよくありますが、脳の長い進化を思うと、混乱の元なのかもしれません。

最後に

いかがでしょうか?
7歳以下のお子さんをお持ちで、発達障害について自分でできること、しない方がよいことを理解したい方にとって、1,400円は相当お買い得に感じました。詳細が気になる方は、是非一度見ていただければと思います。

 

※画像はこちらより引用させていただきました。ありがとうございます。https://www.townnews.co.jp/0102/2015/10/08/302826.html

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