PT(理学療法士)になって良かったこと(10年目)

学生からもらった質問に答えていきます。

今回は、PTになって良かったことは?です。

いくつか項目を作って進めていきます。

答えている人の経歴を知りたい人はプロフィールをご確認あれ

先に結論を言うと、

良かったことは結構あります。特に

・身体・病気に詳しくなれる
・ベースの知識は自分の生活にも活かせる
・対人スキル、問題解決スキルはあげやすい
・給与は資格さえとれば安泰ではないけど、医療介護福祉業界では重宝される場合もある→この業界で働きたいなら確実に+
・日本(自分の周りで将来的にも)で抱える課題に対する役割・責任もある→仕事としてなくなりにくい(≒給与の数字は関連しない汗)、やりがいも感じやすい

という点ですね。もう少し詳しく知りたい人は続きをどうぞ!

 

知識面

病気について

試験にも出ますし、勤務先でもたいてい必須になるので嫌でも身に付きます。ヨガのインストラクターとして活躍している方とお話していても、何でも知ってるね!と言われるくらいなので、詳しい方にはなるかと思います。

運動や姿勢

現代人の共通した悩みといっていいほどの運動不足

これが遠因となる病気・トラブルも沢山あります。

姿勢や運動学についても、詳しく学びます。

この【病気×運動】の組み合わせの専門家は貴重である

病気と運動について最も詳しく、現場経験を積んだ職種

なのではないか?と思っています。

病気の診断のない方限定での運動指導者はいっぱいいますし

医療系でも、どんな運動したらいいのか?は苦手な方もいますので

働く場として

病院現場=病院

医師・看護師らと協力して、治すことに特化した空間での経験は、とても貴重なものになっています。

ただ、当たり前ですが、病んだ人が集まります。死に近いところでの緊張感もあります。僕はずーっと病院で働き続けるというイメージがもてなかったのが正直なところです。

在宅・介護現場

そこから在宅・介護保険の領域に来ました。住み慣れた家・地域の中での理学療法士の役割も経験しました。

病院と違って、別に運動しなくてもいいでしょ?というスタンスの方も沢山いらっしゃる中で、健康増進としての運動をどう習慣化してもらうか、というのは難しくもあり、大切な課題に感じています。

最大のターニングポイント:訪問リハビリテーション

この「家に伺う」経験は、僕の仕事の中では一番のインパクトでした。

家族の在り方の多様性を全身で感じました。

家の清潔さ、家族の力関係、優先度の高い事項、衣食住環境、背景にある家族の歴史…

本当に、本当に同じ家庭がないんです。

自分も、自分の家族を持つ身として生活という意識しにくい「当たり前」が、人生に大きく影響していることを実感しました。

また、様々な形で人生の終章を迎える家族に出合う中、僕は家族とどんな関係でいたいのか?ということを考えさせられました。

役割として

おいしいとこ

どの働き場でも共通なのですが、実は理学療法士ってちょっとおいしいとこどりな部分があります。

できない部分ができるようになる支援、生活の一部ですが、自主性を尊重して時間をかけて「できた」を体験してもらう

すると本人、家族からも「ありがとう」を言ってもらいやすいんです。

一番支援しているのは家族だとしても、生活の中では介助せざるを得なかったり、逆に支援が難しかったりします。本人もいつもの中だとベストを出さないこともあります。でも、訪問で僕らがうかがうと、しっかりやろう!という意識も+になって、できたりするんです。

 

介護士、看護師さんが生活に関する部分の援助をして、それがなけりゃ生活なんて回らないような状況だとしても、

リハがあるから元気にいれる みたいに言う方もいます。

否定してもどうかとは思いながら、僕はそんな方に対しては介護士・看護師さんを立てる話と、リハビリテーションの本来の意味をしてしまったりします^^;

責任・やりがい

そんな中で、下の記事にも書きましたが、

住み慣れた地域で最期まで過ごすを可能にする、鍵でもあるんですよね。リハビリテーションの力って

 

これって、「責任」が大きいんですよね。

若くして脳卒中になり、克服された、もしくは家族が書かれた本には、結構厳しい意見もあります。

 

運動、生活動作の訓練は大切。でも多様な生活がある中、統計に出しにくい部分をどう積み上げていくか、すごくこの業界の課題になっています。

 

身についたこと

コミュニケーション

障害をもった方とのやりとりを通じて、コミュニケーションの力は嫌でもつきます。元々ベースの低かった僕ですが、だからこそ仕事を通じて成長する機会をもらえてよかったと思っています。

それが家庭や、このブログ、自身の活動などにも活きてるように思います。

実習ではぼろくそに言われたので、凹みましたが(笑)

姿勢・動きを見る目

これが今後、ITの更なる進化、AIの登場でどうなるかが興味ありますが、骨が折れているとか、関節を痛めたとかでなくても、みられる姿勢・動きのクセを見極める力がついたのは、自分の身体のケアにも役立っていますし、肉体は死ぬまで使うものなので、一生ものの知識やスキルを得たな~と思っています。もちろん、全て上手くいく訳ではないですし、今も勉強しますが、土台として基礎を学び、実際に経験を積んできたというのは、多少なりとも自信になっています。

ストレッチ・ケアの方法

上と少し重なりますが、姿勢や運動のクセを知った上で、何をどうしたらいいのかというのを、一人ひとりの状況に合わせて提案していくことができるというのも薬や機械に頼らず身体をいい状態にもっていける・長く保つ術として身に付いて良かったです。

仮説検証する力 PTは意外と知的労働者

とは言っても、うまくいかないことが多く、よりよい結果にすべくやっては結果を確認し、少し変更して…を延々繰り返すので

「ここが一番の課題かな?」と仮説を立てる力

「こうすれば効果的かな?」と実践し、検証する力

を日々使うので意外と知的労働なんです。

頭使って考えるの嫌~って方にはしんどいかもしれませんが、

同じことを延々繰り返す方が苦手というタイプには、とても面白い仕事だと思っています。

給与面

働く中で切り離せない部分です。多くの方が発信していますが、

日本の状況は、全体としてはよくはない

という感じだと思います。資格さえあれば、勝手に給料があがるものだというイメージだとしんどいと思います。僕がそうでした(笑)

ただ、

夜勤がない
時給ベースでも低すぎることもない
資格の更新もない(2019年現在)

ことを踏まえると、色々なチャレンジもしやすい資格だと思っています。

これから目指す人に 死ぬほど嫌でないなら取得しておこう!

まぁ色々書きました。

まとめると

・身体・病気に詳しくなれる
・ベースの知識は自分の生活にも活かせる
・対人スキル、問題解決スキルはあげやすい
・給与は資格さえとれば安泰ではないけど、医療介護福祉業界では重宝される場合もある
・日本(自分の周りで将来的にも)で抱える課題に対する役割・責任もある

 

なので、僕は取って良かったと思っています。理学療法士がまだメジャーでもない時期に、運よくその道を決めた過去の自分をほめたい気分(笑)

ちょっとイメージと違うという方も、心身に支障の出るレベルで悩んでいない場合は、そのまま取得に向けてまずは進むことをおススメします。

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