車いす旅のバイブル!クラファン3日で達成!「ベイMAGAZINE」レビュー

書籍

先日、こんな本を購入しました。

ベイmagazine vol.1 表紙が素敵!

クラウドファンディングもしていたみたい(気づけなかったー涙)

主宰の吉田さんのイケメン具合にもビビる。

紙媒体は売り切れみたいでして、pdf版はこちらから購入できるようです

僭越ながら、読んでの感想を残します!

※著作権に触れない程度に写真もupしますが、まずければご連絡ください。

どんな内容?

一言でいうならば、

「車いすユーザーが、旅行を楽しむために必要なことを幅広く、かつ細かく知ることができる雑誌」です。
記念すべきvol.1は旅先として「箱根」がチョイスされています。

(北陸バージョンほしい!vol8くらいで…)

目次はこんな感じ。

目次です。量的にも満足!

僕が特にいいな~と思ったのは

・自分に合うトイレを知っておこう
・特集1周辺観光地を当事者・介護者目線でチェック!
・特集2バリアフリーの宿を当事者・介護者目線でチェック!
・旅行経験者にインタビュー

でした。

特におススメしたいページ「旅行経験者にインタビュー」

「旅行経験者にインタビュー」は、本当にリアルな声であり

・車いすユーザーになった方
・車いすユーザーの家族、介助者
・車いすユーザーをサポートする医療・介護・福祉職

は読んだらなるほどなことがいっぱい詰まっています。
僕もマーカーひきまくり!(笑)

学びしかないインタビュー

当事者の声を一部抜粋

旅で「一番心配」なことは「トイレ」問題

トイレが一番心配という言葉は、再三出てきます。

自分にとって使いやすい?

以下はインタビューより(太字は私によるものです)

「このトイレは自分にとって使いやすいかどうかとかチェックポイントがあると良い」

「寝室や食事は普通の雑誌にもあるけど、障害を持った人をベースに、その人が行くにはどういう設備があると良いとか、設備がなくてもこういうサービスがあればなんとかなるとか、そういう目線で書いた本があると良いと思うんです。
行った先だけじゃなく、行く過程も含めて載せられればと思うんですよね。」

情報収集に、入院仲間の力

車いすユーザーになり最初の宿を決めたのは、

「入院していた患者さんに聞きました」

とのこと。情報はいつでもどこでも手に入る時代といえども、リアルな声はやはり重要ですね。

バリアフリー「でない」ホテルでのトイレ対応

トイレが使えない(車いすで使用できるトイレがない)状況では、

「ベッドの上でおしっこができるようにセットを持っていきました。」

とのこと。
ただ、

「便の処理は部屋でしたくないので、前日に家でしていきました。」

と。そりゃそうだと思いますが、そうせざるを得ない状況が、少しでも変わっていくと良いなと感じました。
ちなみにこの方が、そのホテルに宿泊したのは、結婚式に招待されたため。

最大のお祝い事である結婚式を十分に満足するために、誰にでも排泄しやすい環境が整っていることも大切ですね。

インタビューの課題をクリアしているベイmagazine

このアンケートの意見に応えるがごとく、
特集1周辺観光地を当事者・介護者目線でチェック!
では、ホテルの中での動き(入浴・トイレ・ベッド・福祉用具など)
について書かれています。

ホテル・駐車場から観光地までの段差はどうか?

そして特集2バリアフリーの宿を当事者・介護者目線でチェック!
では、

観光地周辺での動き〈トイレ・移動する道の状況(凸凹、傾斜、段差の解消手段の有無)など〉
が書かれています。

旅を楽しむためには、素敵な景色、おいしい食事などに目がいきがちですが、
それは当たり前にしがちな移動や休憩、排泄ができてこそ。

そのことを一緒に暮らす人が「知る」きっかけにもなる雑誌だなと感じました。

世界共通のバリアフリーとは?

雑誌の最終ページに書かれた、車いすで世界一周をした三代(みよ)さんのページに
世界共通のバリアフリーとはということが書いてありました。

それは、「人」であると
ハード面をどれだけ整えようと、仕組み化しようとしても限界はある。

でも、
「困っているな」に気づき
「押しましょうか?」「ついていくから安心して」
と声をかけることで、その困りごと(バリア)は消える。

僕自身も全然できていないけど、療法士として、いち人間として、バリアフリーになっていきたいと感じました。

余談 次号への提案

こんな素敵な雑誌を、有志で作るってどんだけかっこよくて、どんだけすごいんだ!!
と、99%の尊敬と、くだらない1%の嫉妬が入り混じっています。

雑誌を作る大変さを1ミリも知らない、消費者目線で恐縮ですが、

「車いすユーザーを初めて支援する、活字が苦手な方にも届けるために」

というニーズあるか不明な視点で、こうなってたらいいなを書かせていただきます。
(僕自身は特別支援教育の現場では、数行並んだ文字を読めない生徒は当たり前に出くわします。)

※物事を0→1で作る方を死ぬほど尊敬していますが、多分僕は1→3という、ちょっとの改善を地味にすることが唯一の強みかと思っておりまして、こんなことを書くことをお許しください。
(ちなみに、3→10[拡大]も、10→10[決まっていることを愚直にこなす]も苦手です。要は一人前の不適合者ですが、生きていること自体を肯定して何とか生きています(笑))

写真だけ見て、何を伝えたいかが理解できない

例えば、坂道で大切なこととして、「(傾斜が強い場合の介助は)下りは後ろ向き」で、ということが写真とともに書いてあります。
見えないと不安なのでは?と思い、知らない方もいることですが、
写真では「これダメ!」の文字で、何がどうだめか分かりません(読めばわかります。)

昨今の直感的に見て分かるように作られた世界に慣れすぎたためか
文字と写真がどう対応しているかが、もう少し明確になると
(例えばダメポイントは箇条書きで横に書いてある、など)
僕は訪問リハもしていますが、車いすユーザーに説明するときにサッと出して
ポイントも、雑誌の紹介もダブルでできる!な~んて思いました。

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