不器用でも体育嫌いにさせないために、親ができる3つのこと

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はじめに

生まれつき不器用な人っていますよね?そんな人にとって鬼門になるのが学校の体育ではないでしょうか?

もし、我が子がそれで自信をなくしてしまったりしたら…と思うと心配ですよね。今回は、その心配を解決するヒントを紹介していきます。

解決策① バランスをとる機会を増やす

登下校はバスで、家に帰ったらソファでゲーム…そのような生活だと、普段から姿勢を保つ筋肉が使いにくい状態です。

普段から使っていないのに、さらに体育で難しいことをしようとすると大変です。できるだけ自分でバランスをとる時間を作ってみましょう。

ちなみに、バランスをとって生活するためには「運動器」という身体の器官がしっかり働く必要がありますが、この機能が落ちた子どもが増えているという報告もあります。

外遊びがしにくい時代ですので、意識して身体を使うようにしましょう。ヒントとして、いくつか例をあげます。

・歩く時に縁石を渡る(安全最優先で)
・家でテレビCM中に片足立ち
・大人が身体でつくるトンネルくぐり
・バランスボールに座って宿題(安全最優先で)

こんな形なら、実践できそうではないでしょうか。

解決策②公園を活用する

不器用な子にとって特に難しいことが、「どうやって動くかという、動き方の見通しをたてること」だと言われています(専門的には、運動プログラミングと言ったりします。覚える必要はありません)。

例えばボルタリングなどで、何回もやると、どうやって動けばいいかが分かってくるので、見通しを立てる努力はいらなくなります。

そこで、「今日は〇〇と○○の色だけ使って登ろうか」というように、新しく見通しを考えながら遊ぶように促すことで、運動プログラミングの力を鍛えることができます。

解決策③予習する(体育が始めて○○する時にしない)

こちらは発達障害の運動を専門でしている先生の研修での受け売りです。ですが、とても参考になる!!!と思ったので、一部こちらに記載させていただきます。

具体的には、学校の先生から先に何をするかを聞き、練習をするのです。

つまり、国語算数と同じで、体育の予習をするのです。解決策②でも書いたように、不器用な子にとって、「新しい動き」というのはとても難しい課題です。

体育がそれほど苦でなかった人で例えるなら、

急にオリンピックの強化合宿に、やったことのない種目で参加させられている状況に近い

とのことでした。そんなの、地獄ですよね(笑)

でも、不器用な子にとっては、体育でいきなり縄跳び・跳び箱をするというのは、それに近い状況ともいえます。

さらに、誰かに迷惑なんて一切かけてないのに悪目立ちしてしまい、場合によってはそれが尾を引くことだってあります。

体育の授業の在り方が変わればいいのですが、子どもの将来を他人任せにしている場合でもありません。できることをやっていきましょう。

余談:不器用も発達障害の一つ

実は不器用というのも、発達障害の一つなんです。ADHDの子の半分はこれを併発しているという論文もあるようです。NHKでも特集されたことがあります。

更に論文では

・運動の問題は、小・中学校の生活の満足度に関係する

・社会人になっても生活の満足度や社会参加が低くなりやすい

・抑うつにもなりやすい

といわれているそうです。これ、体育での失敗体験+普段の生活のしにくさが影響しているのではないでしょうか。たかが不器用ともいえるかもしれません。

ア〇ト‐‐‐クでの運動神経悪い芸人さんは、それすら笑いに変換できる神メンタルをもっていますが、あの方々は例外と考えた方が良いと思います。

 

何が苦手で、対策をもっと知りたい方へ

僕が研修で学んだ講師の方が監修した、特性を把握して、対策を教えてくれるサイトがあります。

より詳しくは、以下からリンクをご参照ください。特性の把握まではできるツールは多いのですが、対策まで教えてもらえるものはほとんどないので、おススメです。

まとめ

いかがでしたか?今回は体育嫌いにさせないためにできる3つのことをご紹介しました。参考になれば嬉しいです。

解決策番外編 ~書籍紹介~

こういった運動の問題って、そもそも日常での運動習慣の少なさからも来ているのでは?という疑問が僕にはあります。なぜなら、僕がそうでした。

僕は小学校低学年まで、今でいう発達障害にどんぴしゃであてはまっていました。

かつ太っていました。鉄棒もできないし、跳び箱も無理。マラソンも下からトップ3争いです…

でも、スポーツをたまたま始めて、気づいたらある程度運動量・経験をそれなりに積めて、今では運動指導する理学療法士です。

「実際どんな運動を促したらいいの?」という方のために、いくつか書籍を紹介します。いずれも1,000~2,000円で買えますので、お子さんの将来への投資と思って読んでみるのも悪くないかと思います。

凸凹子どもがメキメキ伸びるついでプログラム

専門の療育を受ける事以上に、生活の中にエッセンスを取り込んでもらった方が効果を実感できた、という現場からの具体的な方法と、その理論が学べます。

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
児童精神科医×作業療法士×理学療法士がタッグを組んだ最強のプログラム。子どもが伸びた!「NPO法人はびりす」での実践。「ついで」と運動プログラムを融合した、どんなズボラさんでも成功する家で保育園で簡単にできる習慣化メソッド!生活習慣改善プログラム32例。

【目次】(「BOOK」データベースより)
0 ついでをきっかけに子どもたちが変わる/1 発達障がいの多くは生活習慣病だと思っています/2 ついでにやろう!生活習慣プログラム集(気持ちのコントロール/ボディイメージ/しなやか姿勢/ねばりづよい足と指/なめらか動作)/3 生活習慣プログラム集 オマケの解説/4 3日坊主で終わらせない!どんなズボラさんでも成功できる習慣化メソッド

楽しく取り組める運動が盛りだくさん!就学前~小学校低学年くらいのお子さま向けです。

発達障害の子の感覚遊び・運動遊び 感覚統合をいかし、適応力を育てよう1

解説が分かりやすく、家でも取り組みやすいものが多いです。お子さまの悩み別でプログラムが提案されているので、取り組みやすいと思います。シリーズ化もされています。

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